コロンビア
コロンビアは南米大陸の北西部に位置する国で、西側は大西洋、北側はカリブ海に面しています。
名前はアメリカ新大陸を発見した「コロンブス」 が由来ともいわれています。
アンデス山脈が通る豊かな自然に恵まれた国で 、水資源も特徴で電力の約70%が水力発電で賄われております。
南北に広がり標高の差が大きいコロンビアでは、年間を通してコーヒーの収穫が可能です。
またコロンビアのコーヒー生産は、ユネスコの世界遺産にも登録されるほど。
コーヒー豆の生産も、ブラジル、ベトナムに続いて世界第3位(2019年)です。
ちなみに日本からコロンビアへは飛行機で20時間ほどかかります。
コロンビアコーヒーの特徴や味わいを解説
コロンビアのコーヒーの特徴は一般的に「酸味や甘味のバランスが良く、豊かなコクや香り」と言われています。
地域や農園によって個性が異なり、フローラルな香りの地区や、チョコレートやナッツのような味の地区や農園もあります。
地域 | 産地 | 特徴 |
---|---|---|
北部 | マグダレナ カサナレ サンタンデール | 柔らかな酸味 ナッツやチョコレートの様な コクや香り |
中部 | カルダス キンディオ リサラルダ アンティオキア | フルーティーでバーブの様な バランスのとれた風味 |
南部 | ナリーニョ カウカ ウイラ | 強い酸味 柑橘系の甘い香り まろやかな味 |
コロンビアには大きく分けて3つの地域があります。
北部は酸味や控えめでコクがあるコーヒーが多く
南部は柑橘系のようなフルーティーな酸味が特徴です。
中部はその中間でバランスの良いコーヒーが多くみられます。
農園や豆の品種によりさらに個性が出てきますが、地域により上記のような特徴があらわれます。
世界で愛されるコロンビアコーヒーの魅力とは?
某缶コーヒーで有名なエメラルドマウンテンはコロンビアのコーヒー豆です。
エメラルドマウンテンとはコロンビアがエメラルドの産出量世界1位であことから
エメラルドとアンデス山脈から名付けられました。
実際にエメラルド山はありません。
コロンビアコーヒー生産者連合会が認定する高級なコーヒーで全体の3%しかありません。
コロンビアコーヒーの産地や栽培方法について
コロンビア北部
・標高が低く(900~1300m)気温が高い
・日照時間が長いためシェードツリーが一緒に植えられてることが多い
・しっかりとしたコクとナッツの香ばしさ、チョコレートの様な風味が特徴
コロンビア中部
・収穫が年に2回可能
・火山灰による栄養価の高い土地
・バランスの良い酸味とコク、ミディアムボディ、フルーティーでハーブの様な香り
コロンビア南部
・標高が高く(1800~2300m)、気温が低い
・気温が低い土地はゆっくりと実に糖分を蓄える
・香り高いライトボディ
コロンビアコーヒーの人気ブランド
エメラルドマウンテン
某缶コーヒーで有名なエメラルドマウンテンはコロンビアのコーヒー豆です。
エメラルドマウンテンとはコロンビアがエメラルドの産出量世界1位であことから
エメラルドとアンデス山脈から名付けられました。
実際にエメラルド山はありません。
コロンビアコーヒー生産者連合会が認定する高級なコーヒーで全体の3%しかありません。
ピンクブルボン
名前の通りピンク色に熟す品種。
ブルボン種の突然変異種。
濃厚なフルーティーさが特徴。
まとめ
コロンビアのコーヒーは地域により色々な特徴があります。
世界第3位の生産量であり、質の高いコーヒーが多くあります。
ひとくくりにコロンビアコーヒーだけではなく、地域や農園の違いを楽しめたら良いですね。
豊かなコーヒーライフをお過ごしください。